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スポーツマウスピースはラグビーやアメリカンフットボール、アイスホッケー、フィールドホッケー、ラクロス、ボクシング、空手などのコンタクトスポーツで広く使用されています。
マウスピースは強打による衝撃を和らげる効果があり、装着していない場合には歯が折れたり唇や舌、顔面などを負傷したりすることがあります。
また、脳震とうなどの発生率や重篤度を低減させることが報告されています。
マウスピースによる恩恵を受けるのは、限られた競技をプレイする選手たちだけではありません。
マウスガードを噛みしめることで強い瞬発力をうみだし、
集中力を高めるということが最近の調査報告から明らかになっています。
そのためゴルフや野球、パワーリフティングなどでも使われ始めています。
スポーツマウスガードは自費治療で2回ほどのご来院でお渡しすることができます。1回目のご来院時に歯の型をとり、2回目のご来院時にスポーツマウスガードをお渡しします。
マウスピースは、一度作れば一生使えるというようなものではありません。それどころか、種目や個人の噛み癖などによっては、1シーズンももたない場合さえあります。
ラグビーやサッカーは普通1シーズンもちますが、空手やボクシングといった格闘技では、マウスピースの寿命は短いようです。
逆に、ゴルフや野球では、2年という長寿の例もあります。ただ慎重に考えれば、やはり1年に1回はすり減りや、破損を歯科医院でチェックすることをお勧めします。
成長期のお子さんは、顎の大きさや歯並びが成長と共に変化するため、必ず2~3か月に一度はチェックを受けましょう。
また、日ごろのお手入れですが、使用前と使用後には水ですすぎ洗いを行って下さい。そして、装着前には歯磨きをきちんと行う事が大切です。
保管の際は、通気口が開いている頑丈なケースに収納してください。
そして、マウスピースの変形を最小限に抑えるため、熱湯や熱くなっているものの表面、直射日光など、温かになる場所に置かないよう注意してください。
脳震盪は、記憶力減退、計算力減少、人格異常を起こす事があります。
スポーツマウスガードはこれらの危険性を最小限にとどめることができます。
「競技人生」より「人生」は遥かに長いものです。
歯そして体のダメージを極力避けて、競技人生後の生活を快適に送るための保険としてスポーツマウスガードを歯科医院で作成することを強くお勧めいたします。
噛み合わせの悪さは、顎関節症の可能性がございます。
顎関節症は顎の関節を構成する骨、筋肉、靭帯といった構造のバランスが様々な因子によってくずれることで生じます。顎関節症はそんなに珍しい病気ではありませんし、またよく知りうまくつきあっていけば、そんなに恐い病気でもありません。
歯ぎしりなどのブラキシズムは、眠っている時だけでなく、起きている時にも行っていることがあります。
歯ぎしりやTCHがあると顎関節への負担が増えるだけでなく、歯や歯周組織の病気(知覚過敏、破折、修復物の破損など)の悪化につながる可能性が考えられています。