歯並びの種類不正咬合の種類はどれですか?

叢生タイプ

歯並びが凸凹

歯が生えている方向が一定ではなくバラバラで、歯列の一部分に凹凸が見られたり、重なり合ったりしている状態を「叢生(そうせい)」と言います。

顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い(歯が生える十分なスペースがない)ことなどが原因です。
重なり合っている部分は歯磨きがしにくくなり虫歯や歯周病のリスクが上がります。

厚生労働省が調査した「歯科疾患実態調査」の日本人の不正咬合の割合では、最も割合が高くなっており、全体の4割を占めています。また、「八重歯」も叢生に含まれます。

治療法

表側につけるマルチブラケット装置で治療するのが一般的です。

当院では前歯部に透明なブラケットを用いるので目立ちにくいですが、どうしても人に知られたくないのであれば裏側からの治療やインビザライン(マウスピース矯正)で治療することが出来ますので、患者さんのライフスタイルに合わせて最適の治療方針を提案いたします。

マウスピース矯正
インビザラインとは

マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の装置を患者様ご自身で交換・装着しながら歯列矯正していく治療法です。
食事や歯磨きの際に取り外しができて衛生的、通院回数も少なく、忙しくて時間がない方にもおすすめの治療方法です。

マウスピース矯正をみる

予防策

顎の成長を誘導することができる7歳から9歳くらいの時までに小児矯正治療を受ければ叢生の度合いも少なくなります。

成人して成長が終わっていれば顎の大きさを変えることができないので、歯を外側に並べるか、歯のサイズをスリムにする(IPR、ディスキング)か、抜歯を行うことで隙間を作り並べないといけません。
当院では精密検査の分析に基づいた、現在の状態の原因に対する治療方針を患者さんに合わせて提案しております。

期間と費用

治療期間 数ヶ月〜2年
大まかな費用 15万円〜80万円

空隙歯列タイプ

歯と歯の間にすき間

歯と歯の間にすき間ができている、いわゆる「すきっ歯」のことを「空隙歯列」と言います。顎の大きさに比べて歯が小さい、あるいは歯の本数が不足していることなどが原因で起こります。

空隙歯列になると、サ行やタ行の発音が不明瞭になったり、歯のすき間に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるなどの悪影響があります。
程度によって異なりますが、部分的な矯正治療で改善できる場合もあります。

治療法

すきっ歯の歯と歯の間をつめるために歯列矯正を行います。最も一般的な方法としてはブラケットと呼ばれる矯正装置を歯につけて徐々に歯を移動させていきます。自分で取り外しはできません。

その他にはマウスピース矯正があります。マウスピースは透明で目立たないため手軽に矯正することが出来ます。
取り外しが可能なためきちんと歯科医師の指示通りに従えば効果が得られますが、外している時間が長いとなかなか治療が進まないというデメリットもあります。

その他の治療法

下記3つの治療法が主にございます。

  • ラミネートベニア
  • ダイレクトボンディング
  • セラミック矯正

期間と費用

治療期間 数ヶ月〜2年
大まかな費用 15万円〜80万円

矯正治療をご検討されている方へ

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